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執筆者の写真幹雄 郷

【良い音とは何か?】その4-2 "アメリカ深掘り編"

更新日:2023年5月30日

アメリカ物はアメリカ物として一括りにし難く


よく言われる、西と東で違う

 確かにそうですが、


『何系アメリカ人なのか?』にまで、

 想いを馳せる事で、


その機械が出す音質、音像、表現等が

 イメージ出来ると思います。


先程のヴィンテージMcIntoshは、ゴードン・ガウ氏。


ファミリーネームからどうもイギリス系のご様子。


ボーズ博士はインド系。


クレルのダゴスティーニ氏、SUMOのボンジョルノ氏(しかしこれ、本当に本名なのか?)は説明するまでも無くイタリアーノ(でしょう)


ちなみに近年のアンプジラ

 あのBlue Faceの奴です。


試聴した瞬間、

 これイタリア物でしょ!

  って思ってました。


JBL創設のJ.B.Lansing氏、

 これは改名後の名前らしく

  イタリア系の移民ではないか

との説を聞いた事があります。


でもソウル・マランツ、セクエラ、

 マーク・レビンソン、ネルソン・パス、彼等は各々、ベクトルとして少し方向性は違っているのですが、

 車のF1のイメージ ですね。


繊細さと透明さ

 そして馬力感の合致

素晴らしいです。


でもその調整と、

 性能維持は色んな意味で難しい。


マランツを直して来た熟練技術者は

 こうおっしゃってました。


『Marantz model9 は修理完了して、調整してる端からズレていきよる。

そりゃキチンと調整のとれた物はすごい良い音やけどな。

まともに鳴ってるヴィンテージ・マランツの真空管アンプってあるんかなぁ』


これら全て

 さすが多民族国家たる

  アメリカ製と言えるでしょう。

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