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執筆者の写真幹雄 郷

生き生きサウンドのアンプ達

更新日:7月30日

Dual のプレーヤーをしっかりと受け止めてくれるアンプのご紹介。


きちんとメンテナンスをして、出来る限り元の音質と表現を失っていないアンプを、今後ラインナップして参ります。


先ずはMcIntosh のプリメインアンプから。


McIntoshのアンプは専用の木製ケースに収めると、その上にDual のプレーヤーが置けるのも魅力の一つです。


MA5100 (1966〜72年、McIntosh初のトランジスタ・プリメインアンプ。ちなみにプリ部分はMA230と同じ)


45W×2  ですので、今では少なくお思いになる方も多いでしょう。

でも、ドライブ能力の高いアンプですから、日本の一般家庭では必要充分です。



次は MA6100 (1972〜79)

70W×2ch と少しパワーアップしました。

何でも発売同時「少し音が荒い?ザラつく?」と評されたと聞きます。


McIntosh アンプの魅力って何ですか?

絹の様な滑らかさですか?


我が家にBIGバンドがやって来た!

さあ、パーティの始まりです。

音楽、スタート!

の生き生き感だと当方は思います。



MA6200 (1978〜91年)


こちらは75W×2 。

お客様宅でAltec 604 (多分8H)を気持ち良く鳴らしていました。

ちなみにウィーンアコースティックも気持ち良く鳴らせます。


能率の高いスピーカーでしたら、少しパワーが多いかも知れません。

5バンドの独立したプログラムイコライザーや、連続可変型ラウドネス・コンペンセーターを搭載しています。

スピーカーのエネルギー・バランスを整え易いですね。レコードのイコライザーカーブがRIAA カーブでない時のボーカルの凹み・・・なんかも改善出来ますね。


※トーンコントロールやこの手のイコライザーを悪だとお思いの方へ。

生き生きサウンドを目指すなら、積極的に使ってみましょう。

音の純度より、スピーカーからのエネルギーバランスを整える方が近道です。





Quad33 & 303

Quad 303 は45W×2 ですが、元々プレーナータイプのESL57 をドライブする為のアンプです。


底力が違う・・・とでも言うのでしょうか、 

こんな大型のモニターSP でも楽々と鳴らしてしまいます。



プリアンプのQuad33

これは本当に良く出来ています。


フォノイコライザーは差し込むボードの向きでMMのLow High 、セラミックに対応。

※M1 で挿せば0.5mV出力のMCも使えます。


テープのカードにあるインプットレベル調整用ネジを付け替えるだけで、CDをそのまま入力出来ます。


電圧アップや今時のコンデンサへのアップデート?などの改造は不要です。



次いでQuad 405

100W×2 とパワーアップされています。


お客様宅ではこの組合せで、 Electro Voice のジョージアン(45cmウーファー)を楽々とドライブしておりました。



創業者 Peter Walker の作るアンプは


大人しく、丹精で、真面目・・・

ではありません。


音楽の持つ喜怒哀楽を再生する、表現の幅が広いアンプです。


ですので、クラシックのみならず、ロックPOPS、JAZZ等を生き生きと再生します。


続く。


※上記に限らず、生き生きサウンドのアンプとして紹介しましたモデルの修理も承ります。


ヤフオクやebayで入手された物も修理可能です。


でも、「整備品」や「整備済み」には手を出さないでください。

残念な中身になってしまっている事が多いですから。




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