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執筆者の写真幹雄 郷

ラックスマン L-507の修理依頼をいただきました。

更新日:2023年6月8日

プリ部分もパワー部分もトラブルをかかえていました。


けっこうな数のトランジスタとコンデンサを交換しました。


【豆知識】

コンデンサやトランジスタをその状態に関わらず、

全交換される修理屋さんがいらっしゃいます。


欧米物でそれをされると困ってしまいますが

当時の国産アンプの修理に関しては

 ベストだと思います。


もとい、

ボリュームをはじめロータリーSWや各SWをクリーニングしてあります。


※ここを接点復活剤でスプレーして・・・おすすめしませんよ。


レコード再生もばっちりです。


そしてありがたい事にこのモデルは「tuner」入力にボリュームがついています。


CDプレーヤーをおつなぎの場合はこの「tuner」でお使いください。


そしてこの入力ボリュームを少し絞ってください。


※時計回りに回し切ったところがMAXです。そこから反時計回りに回してください。





【ワンポイント・アドバイス】

ヴィンテージアンプにCDプレーヤーをつなぐと、

音が歪んでしまう時があります。


※又はメインボリュームを少しあげただけで十分な音量になってしまう・・・

フォノ入力と比べて、上げている量は少ないにもかかわらず・・・といった状況ですね。


理由は単純です。

CDプレーヤーからの出品レベルが高いからです。


CDプレーヤーが無かった時代のアンプは、

そんな高出力を受け取る様に設計されていません。


そんな時は

1: CDプレーヤー側に、出力レベル調整可能な端子(variable)がある場合。

これを調整して音量を絞ってお使いください。


2: アンプの入力に「入力レベル調整ボリューム」がある場合。

これをお使いください。


3: プレーヤー側とアンプ側、どちらにも調整用ボリュームがない・・・

そんな時は10dB減衰のRCAアダプターを使ってみてください。


今のところJVC -10dB減衰アダプターで検索すると出て来ます。

ヴィンテージアンプをお使いなら1つは持っといて損はしない品です。



ボリュームを使ったり、アダプター等を使ったりすると音が悪くなるんでしょ?


とお思いの方へ。


騙されたと思って一度やってみてください。

細部を見る事も大切ですが、全体のバランスを取る事が良い再生音への近道だと思います。




蛇足・・・

【良い音で音楽を聴きたい方へ】


ボリュームを9時の位置以上に上げられない・・・

すぐに音量が上がって使いづらい・・・


ごめんなさい。


その様なシステムは、


アンプのパワー

スピーカーの能率

お部屋の仕様

あなたの好きな音量


これらのバランスが崩れています。


バランスが崩れているシステムに、

接点やボリュームの悪影響を心配しても

意味がありません。


先ずはバランスを整えましょう。


それは、メインボリュームの位置が

10時から1時くらいの間で使える様にする

これです。^_^






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