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執筆者の写真幹雄 郷

Thorens TD520 オーバーホールその2

更新日:11月4日

作業内容1の続き


⚫︎制御基板のコンデンサ交換

⚫︎制御基盤のICの足、コネクターをクリーニング

組み付けチェックをしたら、

トーンアームのオートリフトが降りない・・・

電圧はかかってる


と言う事は


⚫︎オートリフト機構の電磁石コイル断線だろう・・・と。導通をみると???な数値。

仕方ない、解くかぁ・・・


注意深くコイルを解して行く事、巻き始めまで・・・


もうコイルが無くなるやん・・・まで解して、

やっと断線箇所を発見。


修正して、絶縁塗料を塗って、巻き戻し。

もちろん、適切なテンションで。

けっこう骨が折れました。

で、仮組して、動作チェック!


まだ何かおかしい・・・


⚫︎オートリフト機構のプッシュロッドのネジ破断。

見過ごしてたぁ

取り除き交換

Φ2mmの折れネジを取り除くのに一苦労・・・


しかし何故、このネジが破断するんだ?


⚫︎オートリフト・アーム側センサー、樹脂に割れあり。多分この部分はほとんどの個体で壊れてるはず・・・

この手の力がかかる場所は接着剤では保たないので、補強を入れて、溶かして修正。


実はここの調整に手間がかかる・・・


⚫︎木製ベース、チェックと全体のクリーニング

⚫︎ダストカバーの研磨& クリーニング

ビフォー


アフター

⚫︎ダストカバーのヒンジ、


幸いな事に壊れてはいないけど、サビが浮き始めている。サビとり、サビ止め代わりのオイル、余分なオイルの拭き取り。組み付け、開閉動作のチェック。


⚫︎ストロボ、全体に煤けている。

回転数チェックがよく見えない。(笑)


初め、ストロボランプが点灯してないのか?と思ったくらい。暗かった。


クリーニング


⚫︎インナー、アウタープラッター、共にクリーニング。

たまにプラッターの天板?部分まで、鏡面仕上げにされてる方が居てはるが、

あれって、どうなんだろ?


ツルツルのピカピカ って事は静止摩擦係数まで変わると思うのだが・・・

オリジナルがそうなら、そうするけど、


520はそうしない。


⚫︎プラッター軸と軸受、クリーニングと適切なオイルを注入


⚫︎ゴムマットのチェックとクリーニング

⚫︎ゴムベルト交換


と、その2はここまで。


以下その3へ続く


⚫︎プーリーのクリーニング、クラッチ機構の交換

⚫︎サスペンションの3点ワイヤーの調整

⚫︎トーンアームのクリーニング、配線と導通の確認。

⚫︎インサイドフォース・キャンセラーの糸、交換

⚫︎SMEのベースゴム、交換


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