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執筆者の写真幹雄 郷

Dual 1229 オーバーホール2021その2

更新日:2022年11月12日

何とか仮組み、動作テストまで漕ぎ着けたDual 1229 でしたが、簡単にゴールまで到着させてもらえません。


改造されてましたアームのキューイン/アウト機能は、オリジナルに戻しました。


アームの降りるスピードも問題がありません。

マルチプレイの時はOKですが、シングルプレイの時に妙に遅い時があります・・・


原因の一つがこれでした。

カムの動きをトーンアームの動きに変換するこの部分。


ここの樹脂パーツが変な減り方をしておりました。


調整ネジをニュートラルに戻し、樹脂パーツを交換し、再調整をしました。


他にも色々ありすぎて、書き切れません。


木製のケースもトラブルありです。

フロントパネルが収納を兼ねているモデルなのです。

その可動部分のネジが他の物に比べて、妙に大きいのです・・・


割れが入っていました。


補修して適切なネジに交換です。


トーンアーム内の配線も単線からオリジナルのシールド線に交換しました。


当方は決してオリジナル至上主義ではございません。


ですが、ここは音の出方や表現に関わって来るところです。

お客様と相談の上、オリジナルに戻す事になりました。


色々と関所関門の多かった個体ですが、手持ちの1229 と聞き比べて違いがわからない状態までになりました。


オートチェンジャーとしての機能として、シングルプレイでのオートON/OFF、各サイズのマルチプレイ・・・安定して動作しています。

Dual のレコードプレーヤーのオーバーホールを承ります。


先ずはご相談ください。

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